PHP スタック型配列とキュー型配列

スタックとは

スタックとは可変長配列です。データの出し入れにより、配列の大きさが自動的に大きくなったり、小さくなったりします。
データをスタックに入れるとその分だけ配列が大きくなり、データをスタックから取り出すと、その分だけ配列が小さくなります。
スタックでは、データの出し入れの仕方に特徴があります。
スタックでは、データを入れると配列の一番最後に格納されます。そして、データを取り出すときには、配列の一番最後から取り出されます。
取り出されたデータはスタックからは消え、スタックの大きさはその分だけ小さくなります。

PHP スタック配列の使い方

PHPでは、スタック形式の配列と普通の配列を区別しません。
・array_push 要素を配列の最後に追加します
・array_pop 配列の末尾から要素を取り出して取り除きます

PHP キュー

PHP にはスタックとは逆の動作を行う関数も用意されています。
・array_unshift 要素を配列の最初に加える
・array_shift 配列の先頭から要素を一つ取り出す

スタックは、紙を重ねて置いていき、置いた紙を上から取り出す方式です。 最後に入れたものから順に出てきます。
キューは、ホースに物を入れてホースの先から取り出す方式です。 最初に入れたものから順に出てきます。

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