Googleアナリティクスで自分のアクセスを除外する設定の注意事項

アクセス解析にとても便利で高機能な、Google Analyticsですが使い方が難しいです。
Google Analytics を使い始めるときにする設定として、自分のアクセスを除外するというのがありますね。自分のアクセスを含んでいると正しいアクセス分析ができません。
除外の方法はいろいろあります。IPアドレスやホスト名で除外。REFERERでの除外、Cookieでの除外、ブラウザにアドオンを入れる等々・・・あるようですが、基本はIPアドレスまたはドメインでの除外でしょう。
業務等で会社からのアクセスしている場合は、その会社のホスト名を除外することで大丈夫でしょう。

しかし、個人・自宅等でプロバイダと契約してアクセスしている場合は、ちょっとやっかいです。
プロバイダのIPアドレスが固定契約ならば問題はないのですが、たいてのISPはIPアドレスをDHCP方式で割り当てています。IPアドレスを時間を決めてレンタルする方式です。ですので、ある一定期間が経過すると、IPアドレスが変化する可能性があります。
この一定期間は、プロバイダの設定しだいですが最近はかなり長くなっているようではあります。
したがって、変化する可能性のあるIPアドレスよりも、変化しないホスト名で制限できればそれに越したことはありません。

プロバイダのホスト名だけで除外してしまうと、同一プロバイダを使っている人全員のアクセス記録が消えてしまいます(笑)。
ですので、サブドメインを含んだ形式で除外できれば、かなり絞り込むことができます。
プロバイダのサブドメインの形式はさまざまですが、自分が契約しているプロバイダのサブドメインは
IPアドレスの文字列+地域名+接続形式+ドメイン+jp こんな感じになっています
123-5-209-106.inaka.hikari.ispcorp.ne.jp <--こんな感じです。
ですので、inaka.hikari.ispcorp.ne.jp で除外すれば、自分の住んでいる田舎で光接続の人だけが除外されます。

Google Analyticsの「管理画面-すべてのフィルタ-フィルタを追加」を行い
フィルタ名を適当に付け
フィルタの種類:「定義済み」
フィルタの種類を選択:「除外」
参照元かリンク先を選択します:「ISPドメインからのトラフィック」
式を選択します:「次を含む」
ISP ドメイン:inaka.hikari.ispcorp.ne.jp
と設定しても、残念ながらうまくいきません。

「ISP ドメイン」の指定は、「レポート-ユーザの環境-ネットワーク」の「セカンダリディメンション」というボタンを押して「ユーザー-ネットワークドメイン」を選択すると表示される「ネットワークドメイン」しか指定することができないようです。
つまり、サブドメインを含んだ形式では除外することが出来ないということです。
プロバイダ契約している場合は、「ISPドメインからのトラフィック」で除外することは実質的に不可ということです。
これは、やっかいです。

ではどうするのか
ここは、仕方がないので、いつ変化するかわからないIPアドレスでとりあえず除外してみます。
自分に割り当てられているグローバルアドレスって、自分ではわからないので
自分の情報が表示されるサイトにアクセスして確認します。

なんだか不便なので、もうひと工夫が必要です。その工夫は次回にて・・・

Top